第2回 「栄養教諭として任用されて」

長崎県大村市立郡地区学校給食共同調理場・福田万喜子さん

私は小学校4校、幼稚園2園の2,350食の給食センターに勤務する3年目の栄養教諭です。所属校は車で7~8分の場所にありますが1日に何回も行ったり来たりします。栄養教諭として任用されるとき、校長先生から「授業ばかりでなく普段のときの子どもたちとも接するようにしてください」とアドバイスをいただいたので、学校行事や委員会活動の他にも清掃、朝のスキルタイムでの採点、集団下校などにもできるだけ参加しています。担任が出張の時は給食時間の指導をしたり、授業も参観させてもらっています。そのため学校にいる時間が以前より長くなりました。
最近、子どもたちの顔を見ていると「この子たちを育てているのだな」という、教育者としての責任感がわいてきます。 学校にいると、先生方とのコミュニケーションの中で、自然に食育の話題を出すことができるので、授業を実践する上でも収穫になります。このように安心して給食センターを空けることができるのも、有能な調理員さんたちのおかげです。

年間指導計画を活かすために

食に関する指導では、年間指導計画をたてる時、関連のある内容同士を線で結んでいます。教科や総合的な学習、学級活動などの食に関する内容、給食時間の5分間指導のテーマ、献立内容、給食目標などとできるだけ関連性を持たせてつないでいます。
つなぐことで1+1が2ではなく3の効果があると思います。食の指導がその場限りでプツンと終わらないために、また計画倒れに終わらないように、今年は計画の進行を先生方にもチェックしてもらおうと思っています。

関連校での食に関する指導

給食時間の指導は、市内共通で学年のテーマを決め、もう1人の栄養教諭と共に全部で72クラスを年に1~2回ずつ実施しています。今年のテーマは次の通りです。

  • 1年生 : 「残さず食べよう」
  • 2年生 : 「牛乳を飲もう」
  • 3年生 : 「いろいろな野菜を食べよう」
  • 4年生 : 「いろいろな国の食事を知ろう」
  • 5年生 : 「給食を3つのなかまに分けてみよう」
  • 6年生 : 「地場産物について知ろう」

授業における食の指導は、所属校の年間指導計画をもとにして、5年生の家庭科と1~3年生の学級活動に関わるようにしました。昨年までは食育ブロック会議がうまく機能していなかったので、よくないと知りながらも個人的なつながりで授業をさせてもらっていました。関連校の食育推進のためには、食育ブロック会議は大変重要な役割を果たしているといえます。
まだ課題もたくさんありますが、今できることをとにかくやるしかないと思います。近隣の栄養教諭と月1回勉強会をしていますが、みんなで知恵を出し合ってがんばっていきたいと思っています。
(全学栄長崎県支部長)

7月は福井県永平寺町立上志比小学校・水林さとみ先生の予定です。

ページの上へ