第13回 被災地で頑張る皆様へ、支援の気持ちを届けたい

社団法人全国学校栄養士協議会 会長・市場祥子さん

世界中でも例がないと言われるほどの東日本大震災で被災された皆様、心よりお見舞い申しあげます。
どうか頑張って下さい、私たちも精一杯支援していきます…この言葉がなぜかもどかしく思われますが、でも全国の人達が一つになって、頑張るしかありません。
私も今回、これまでに経験したことのない強い揺れに遭遇し、足がすくみ、すぐには行動できませんでした。電車、バスは止まり、道路も遮断されました。何とか帰宅し、目に飛び込んできたテレビの映像のあまりのむごさに息を呑みました。

子ども達の思いに感動

何よりもまず案じたのは子ども達のことでした。被害の状況が明らかになってくるにつれて、子どもにも痛ましく悲しい現状があることがわかり、胸が張り裂けそうでした。でも震災から数日後には、「絶対僕達の町を立ち直らせて見せる」と決意の声や明るい笑顔がテレビに映し出されて、その思いのすごさに感動しました。

泣いていても解決できない

被災地で子ども達の食事作りに頑張っている、全国学校栄養士協議会(全学栄)会員の言葉にも学ばされました。ある会員は次のような話をしてくれました。「被災した直後は2日間ずっと号泣でした。でも泣いていても何にも解決できない。子ども達のために前だけを向いて生きていこうと思い直しました」。
施設設備、水、電気、ガスも使えない環境で、避難所で充分な食べ物が食べられない子ども達に、少しでも内容の良い食事を出してあげたいと思い、あらゆる手立てを尽くし、何とか「パン、ジャム、牛乳、チーズ」の簡易給食ができるようになったと話してくれました。
物資も思うように入らず献立作成も難しい中で、各家庭への情報の伝達は困難です。でも出来るだけ学校を通して現状を知らせ、共通理解を図り、子どもの健全な成長のための食事作りに可能なことは全てやりたいとの話に、確かな歩みの第一歩が伝わってきました。

みなで支える最善の方法を

時が経つほど状況は悪化していると言います。次代を担う子ども達を皆で支えていかなければとの思いを一層強くします。全学栄でも、地震発生直後、まず会員やご家族、関係者の安否と学校給食に関わる機関の状況把握に努めています。それと同時に義援金募金を始めました。今後はどんな支援が全学栄として適切か、被災した皆様と共に子ども達に寄り添った最善の方法を考えています。明るい未来が見えるようになるまで、会員が一丸となって支援を続けていきたいと考えています。

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