第15回 新しい情報を得て仕事に活かしましょう

北海道札幌市立札幌小学校 栄養教諭・山本久子さん

今回の東日本大震災で被災された皆様が、一日でも早く普通の生活に戻られることを願っています。北海道のように食料自給率の高いところでも、食材によっては、被災地からいろいろな物資が送られていたことを改めて感じました。
6月から供給が再開された食材や、茎わかめのように再開未定の物もまだあります。また産地が変更になった食材もあります。水や電気の心配をせずに、毎日、普通に給食を作ることができる幸せを感じています。

アレルギーの対応などさまざま

この春、食数の多い中学校から食数の少ない小学校へ転勤しました。中学校とちがい、アレルギーの対応に慣れるまで、時間がかかりました。特に新1年生については、保護者の方に学校の対応をよく理解してもらうことが大切でした。
低学年では子どもに食べたい気持ちがあるので、本人が納得して食べないように、保護者からも働きかけてもらうことが必要です。アレルギーのためお弁当持参の子どもも3人位います。給食の内容を確認し、似た献立を準備する保護者もいます。給食時間までお弁当は職員室・家庭科室などで保管しています。
また、アレルギーとはちがうのですが、日本人のように冷たい牛乳を飲む習慣がないため、温めた牛乳を提供している子どももいます。

O-157、O-104について

最近は若い方でも、O-157の食中毒についてよく知らない方がいます。私には、栄養士になって一番大きな、衝撃的な出来事でした。はじめの頃は原因が分からなかったので、給食での対応について情報が足りない毎日でした。今、ヨーロッパで広がっている腸管出血性大腸菌O-104も、他人事ではありません。
O-157の食中毒の後、野菜の加熱や衛生管理について大きく変わっていきました。これからの栄養士さんは、栄養教諭になって食指導も大切です。加えて、常に新しい情報をいろいろなところから得て、安全な食事をとることができるように、衛生管理にも十分気をつけて、仕事を頑張って頂きたいと思います。

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