第21回 みんなでおいしく健康に、楽しく“食”

岩手県一関市西部学校給食センター 栄養教諭・小野寺きみ子さん

「みんなでおいしく健康に、楽しく“食”」〜この題は、今年度の給食センターまつりのスローガン。まつりは年1回、隣接する小学校の学習発表会とあわせて開催しています。

“食”への関心高めるセンターまつり

お家や地域の方々に、学校給食についてご理解いただき、食への関心を楽しく高めていただくのが目的。伝統料理やおすすめの学校給食メニューの紹介や試食、学校給食の歴史や食育指導の様子などを展示しています。
今年度の学校給食試食メニューは、「果報だんご汁」、「おからのキッシュ」、「鮭とチーズの包み揚げ」、「かみかみ大根サラダ」の4品。その中で、果報だんご汁は岩手県南部に伝わる伝統的な行事食です。だんごの中に萩の小枝が入っていれば「当たり」、果報(幸福)が授かるという楽しい風習です。
今年度もたくさんの方々にいらしていただき、試食用の料理もまたたく間になくなってしまったという状況でした。

子どもの声が心の応援団

日々、給食管理と食指導に追われ、1日、1ヶ月、1年が、あっという間に過ぎてしまう状況で、反省すべきことはたくさんあります。でも、うれしいこと楽しいことも、たくさん!あります。
初挑戦の料理がおいしくイメージ通りに仕上がって、「おいしかった、残さず食べたよ!」の声が返ってきた時。食指導の後「ずっと覚えていたいです。これからもいいことを教えてください!」、「健康のために食生活にも気をつけたい、これからの生活に生かしていきたい」という声が返ってきた時などなど。「学校で給食の時間が一番好き!」という子ども達も、心強い応援団。少しでも前に、少しでも前にという気持ちにしてくれます。

震災からの復興に向けての取り組み

今年3月に起きた東日本大震災で、岩手県も甚大な被害に遭いました。現在は復興に向けて動いているところです。今まであたり前だと思っていたものへの感謝の気持ち、みんなで支えあうことの尊さなど、この災害で多くのことをみんなが考えさせられました。
未来を担う子ども達を、「食」を通してしっかりと支えていくためにも、「みんなでおいしく健康に、楽しく"食"」をめざしていきたいと思います。

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