第23回 子どもからもらった言葉

神奈川県横浜市立三ツ沢小学校 栄養主査・中野くにさん

今年度で勤続20年目になりました。日々忙しく過ごす中でも、常に私の心の中にあり、初心を思い出させてくれる言葉があります。それは、初任校で子どもから何気なく言われた言葉です。

子ども達が楽しみに来る給食室

「なんでつまんない顔して立っているの。」
それは、給食時間のことでした。いつものように給食室に立って、子どもたちが給食を取りに来るのを待っていた時です。足りないものを取りに来た子どもだったのでしょうか、私にその言葉をかけてきました。どうしてという問いかけに、私はすぐに返すことができませんでした。その後、私は何度もその言葉を思い返して考えました。どうしてそんな顔して立っていたのだろう、みんなが楽しみにして給食を取りに来ているというのに。

「スマイル、スマイル」

それ以降、子どもたちが取りに来た時や返しに来た時は、笑顔で迎えることを心がけるようにしました。時にはイライラしていることや疲れていることもありますが、そんな時も例の言葉を思い出して、スマイル、スマイルと自分に言い聞かせるようにしました。
3校目の学校で、ある節句の会の時にある担任の先生からメッセージを頂きました。それには「給食室に行くと、いつも笑顔で迎えてくださるので、嬉しくありがたく思います。」という内容の言葉が書いてありました。

笑顔の効果

給食の感想やお礼の言葉はいつも聞いていましたが、立っていることに対して言われたことは初めてで、驚きと同時に笑顔でいることに対して効果が出ているのかなと感じずにはいられませんでした。
今も、人と接する時は、笑顔で対応することを心がけるようにしています。子どもからもらった言葉は、私の心の中に在り続け、笑顔の大切さを常に思い出させてくれています。

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