第43回 ふるさとのよさを発見する「ふるさと給食」

静岡県浜松市立芳川小学校 栄養教諭・松本通子

「今日の給食なぁに?」と毎日サンプルケースを見に来る子どもたち。給食を楽しみにしていて、食べた後は、「おいしかったよ」と話し掛けてきます。
栄養教諭という立場になって、給食室だけでなく教室へ行く機会も増えました。食育授業や給食時間に、どう指導するのがよいかと悩みながら仕事をしています。

ふるさと給食の日とふるさと給食週間

海の幸、山の幸に恵まれている静岡県は、毎月19日の「食育の日」から23日の「ふじさんの日」までを、静岡県でとれる地場産物を食べようという「ふじのくに地産地消週間」としています。学校では、この期間に「ふるさと給食の日」を実施しています。6月には地場産物を積極的に活用する「ふるさと給食週間」を設け、子どもたちが、ふるさとの良さを発見するとともに、地元の食文化や伝統料理に親しむ機会としました。

ふるさと食材の展示

ふるさと給食週間には、お茶、しらすごはん、鮎の甘露煮、ひじきのわさびピーナッツあえを献立に取り入れたので、「お茶の葉」「焼き鮎」「葉つきわさび」を日替わりで給食室前に展示しました。「わさび」は最初、葉がついた状態で水につけておき、清流で育つことを紹介し、次の日には小さなおろし金を添えて、自由にすりおろせるようにしました。子どもたちは、昼休みにわさびの形がなくなるまですったり、味をみたりして楽しんでいました。食材に触って、手に取って、匂いを嗅いでみる体験は、ふるさとの食材を知るよい機会になります。子どもたちが、ふるさとの良さを発見できるような「ふるさと給食」を、これからも取り入れていく予定です。

食育の大切さ

みんなで食べると楽しくて、おいしくて、苦手なものでも食べられる給食です。学校では、給食を中心に食育を行っています。大人になっても健康で過ごせるように、食育を通して、食に興味を持たせ、正しい食習慣やマナーを身につけさせていきたいと思っています。そのため、これからも学校の中に少しずつ食育の空間や時間を増やしていきたいと思います。

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