第49回「保護者からの感謝状」

青森県蓬田村学校給食センター 栄養教諭・佐藤正子

今年で栄養教諭となり8年目をむかえました。子どもたちが生涯にわたり健康な生活を送るために、望ましい食習慣を実践できるよう、給食主任や養護教諭と連携して食育に取り組んでいます。

忘れられない18年目の思い出

食育指導に取り組む中で、忘れられない思い出があります。
学校栄養士の仕事について18年目、T・Tの授業や料理教室等少しずつ食育に取り組み始め7年経ったときでした。小学校の卒業式が近づいた頃、PTA広報の原稿を見ていた教頭が、私に「感謝状が届いている」と言うのです。
卒業生の保護者の小学校生活の思い出のコーナーに、「入学前は好き嫌いが多い子で心配でしたが、『今日はきのこクリームスパゲティが出たよ。すごくおいしかった』『野菜は大切な働きがあるんだよ』と、目を輝かせて教えてくれました。6年間おいしい給食をありがとうございました。佐藤さんこれからも頑張って」と書かれていたのです。

子どもから保護者にも伝わる指導を

たくさんの小学校の思い出の中がある中で、給食についてこのように書いてくれたこと、自分のやってきた指導が子どもを通して保護者にも伝わったことがうれしくて、胸に熱いものが込み上げてきました。一段と、きちんと伝わるように教材研究をして、心に響くような指導を行いたいと強く思うようになりました。
このことは、私にとって大切な宝物になり、今でも授業や講話を行うときの力となっています。

食育通信やPTAバザーも活用

望ましい食生活を家庭でも実践するためには、保護者との連携が重要となります。そこで次のような工夫をしてみました。
給食だよりの他に食育通信で、授業の様子や親子で一緒に料理できるよう給食の人気メニューレシピを紹介して、情報発信しました。またPTAバザーでは食育コーナーを設け、朝食紙上バイキングでの朝食診断やクイズ等に挑戦してもらいました。親子で体験できる場だったので、家庭への啓発になったと好評でした。
これからも、栄養教諭だからこそできる食育指導を毎年積み重ね、一歩ずつ確実に推進していきたいと思います。

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