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第82回「つながる・つなげる食育―"あさGOはんウィーク"に取り組んで」

島根県江津市立郷田小学校 栄養教諭・大野優子
島根県江津市立江津中学校 栄養教諭・藤岡理紗
前・島根県江津市立桜江小学校 栄養教諭・山田菜穂子

<Let'sおみそ汁の歌>
※みそ みそ みそ おみそ汁
※じぶんで つくろう おみそ汁 GO!!

※みそ みそ みそ おみそ汁
※まいあさ たべて げんきなこ GO!!

なべに にぼしを いれまして
みずを いれて 火にかけます

やさい かいそう たまごなど
いっぱい いれて つくります

※くりかえし

これは「あさGOはんウィーク」の教材として栄養教諭が作成した替え歌です。
江津市の3名の栄養教諭が教職員、保護者とつながり、つなげて取り組んだ「あさGOはんウィーク」4年間の実践について簡単ですがまとめてみました。読んでみてください。<文責=山田菜穂子>

ねらいは朝食をつくる実践力

江津市においては、食生活調査の結果から朝食摂取率アップと朝食内容の改善が課題としてあがりました。そこで平成24年度より江津市教育研究会の栄養部会(部員は栄養教諭)と、学校給食部会(部員は各学校の給食主任)が連携をして、市内小中学校で「あさGOはんウィーク」と銘打った食育推進に取り組むことにしました。ねらいは朝食についての課題解決と料理をする実践力の育成です。
H24・25年度のテーマは「元気が出る朝ごはんを食べよう!つくろう!」、H26・27年度は「元気が出る朝ごはんづくりに挑戦しよう!~朝はいっぱいのみそ汁を食べよう・つくろう~」としました。
そして、栄養教諭はマネージメント能力を生かして、3つの役割を果たしました。

栄養教諭が果たした3つの役割

1つ目は授業づくりにおける役割です。市内全学校(小学校8校、中学校4校)の朝ごはん指導に対する考え方を統一し、江津市全体で同じ方向を向いて朝ごはん指導が行われるように、栄養教諭の専門性を生かした指導案指導資料、教材等を作成しました。
2つ目は組織作りにおける役割です。栄養教諭が配置されていない学校においても、市内全体で足並みをそろえた食育を推進するため、江津市教育研究会学校給食部会として「あさGOはんウィーク」に取り組みました。3つ目は家庭との連携における役割です。朝食摂取や内容改善には家庭の協力が必要不可欠です。本取組をより効果的に行うために家庭との連携を深めるようにしました。

マネージメント力をより高めて

まだまだ課題のある実践ではありますが、4年間の取組により児童生徒の朝食摂取、朝食内容に改善の傾向が見られ、食への興味関心も高まってまいりました。
栄養教諭が複数の学校を担当する現状の中で、出来ることには限りがあります。私たち3人の一人ひとりの力は小さいものでしたが、マネージメントによってつながった多くの人のお陰で食育推進が大きく前進しました。そして、つながり、つながってみんなで進める食育の楽しさも味わえました。
今後はより高いマネージメント力で多くの関係機関と連携できるよう研鑚を積んでいきたいです。

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