栄養士コラム

第144回「オンラインでつながった研究大会」

本間ナヲミ

群馬県川場村学校給食センター 栄養教諭

本間ナヲミ

令和3年8月に第62回全国栄養教諭・学校栄養職員研究大会が群馬県高崎市において開催されました。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、初めてのオンライン開催となりましたが、全国の栄養教諭・学校栄養職員、学校給食関係者のたくさんの方々にご参加いただくことができました。開催方法の決定から開催まで準備期間が短く、コロナ禍ということで思うように準備を進めることができませんでしたが、会員が一丸となり大会を無事に終えることができました。また、参加していただいた先生方の温かいご支援や、たくさんのお褒めの言葉を頂戴したことに心から感謝を申し上げます。

手探りですすめた準備

今大会は、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、会場のGメッセ群馬から全国の参加者の皆さまに配信するオンライン開催となり、会場においても感染対策のため最小限の人数での対応となりました。オンライン開催の経験がなく、見当のつかないことばかりでしたが、関係各機関のご協力をいただきながら何とか実りある大会にしたいという思いで準備を進めました。

情報提供のため大会誌を工夫

例年、開催県の食育について会場展示があります。今回の大会でも群馬県の食育の取組について、参加してくださる方々に見ていただきたいと思い検討を行いました。当日の休憩時間等に映像を配信するという案もありましたが、一人ひとりの方が見たいところを見たい時に見られるよう、大会誌にフルカラーで掲載させていただきました。また群馬の特産物を使い、試作を重ねたお弁当も大会誌に載っていますのでご覧いただけると幸いです。

伝えられた“ぐんまの食育”

今大会は、「つなげよう ひろげよう 心にググっと ぐんまの食育」をサブテーマにし、コロナ禍において、新しい生活様式への対応に配慮しながらの開催となりました。参加して下さった方々や会場にお越しいただいた指導助言者や発表者の先生方、また、ご講演下さった先生方がオンラインという形でつながることができ、ぐんまの食育をお知らせすることができたと思います。今後も群馬県の栄養教諭・学校栄養職員全員で、群馬の食育をさらに進めていきたいと思います。