2011年度給食だより
自分で選んで食べられるように願って 岩手県金ヶ崎町立学校給食センター 栄養教諭・阿部聖子先生
児童・生徒・保護者に伝えたいことがたくさんあり、おたよりは盛沢山になりがちです。見やすいお便りを心がけ、読んでもらえるお便りを作っていきたいと思います。今回は「野菜のアンケート」と「たべかたピラミッド」です。自分で選んで食べることができるようになってもらいたいと思っています。
毎月発行の食育だよりで様々な情報を発信します! 岩手県一関市西部学校給食センター 栄養教諭・宮城真名実先生
1月号の食育だよりのテーマは「給食記念日」についてです。今年の全国学校給食週間では、岩手や隣県の郷土料理が登場です。このおたよりを家族みんなで読み、様々な食文化や生まれ育った岩手のよさを再発見してほしいという願いをこめて作成しました。また裏面は拡大印刷をして、ポスターとして掲示や食指導の際に活用しました。
≪参考文献≫
2010年12月 食育フォーラム 健学社
たよりになるね!食育ブック〈2〉〈3〉 少年写真新聞社
食育のイラスト「食事と栄養」MPC
郷土食の料理集【全国版】社団法人 全国学校栄養士協議会
独立行政法人日本スポーツ振興センター 学校給食の歴史
冬休み中の生活習慣を崩さないために 岩手県盛岡市立土淵小学校 栄養主査・吉田しづえ先生
本校では、毎年6月と12月に「早寝早起き朝ごはん」に関する全校アンケートを実施しています。今回の給食だよりは、アンケート結果(一部)を知らせながら、早寝早起き朝ごはんの大切さについて、保護者の方々により深く理解してもらい、子どもたちの冬休み中の生活習慣を大きく崩すことなく新学期を迎えさせたい、という願いで作成しました。
広く市内の方に回覧しています 宮城県多賀城市立学校給食センター 学校栄養職員・峯岸多加子先生
食育だよりを作成するようになったのは、平成22年4月からで、年間4回を目標にしています。児童生徒を通して家庭に配布するのはもちろんですが、多賀城市内の方にも読んでもらっています。各行政区の班単位に回覧をお願いしています。季節の話題や給食のレシピ紹介等を載せています。
便りは月刊のほか、学習に合わせタイムリーに 石川県金沢市立小立野小学校 栄養教諭・端保千春先生
本校では、食に関する指導年間計画に基づき食育を進めています。食育だよりには、学校での給食や食育の様子、月目標に基づいた食事や栄養に関する情報を掲載しています。月一回発行のお便りのほか、学校で学習した内容をお家の人といっしょに振り返り実践できるよう、学習後タイムリーに発行しているものもあります。今回の食育だよりは、金沢の伝統野菜である「加賀野菜」を使った献立を考える学習の様子を載せてあります。
表面で現実に迫り、その実践レシピを裏面で 千葉県船橋市立宮本中学校 栄養教諭・渡邉紋子先生
おたよりは、「給食室」と「子どもたち」だけでなく、「家庭・地域」「教職員」それぞれをつなぐ大切な架け橋。できるだけ、学校生活の中の「食の現実」に沿った内容で、読む人の身に迫るように!「へえ〜!」と言わせられるように!と思って作っています。表面に掲げたテーマを実践できるようなレシピを、裏面に掲載しています。
家庭・地域と連携して効果的に食育を推進する 東京都練馬区立八坂中学校 栄養教諭・飯島敬子先生
今、学校で取り組もうとしている食育とは、教科指導等で得た食に関する知識、興味・関心を、意図的に学校給食の時間につなげ、体験を通して実践力を育み、望ましい食習慣の形成につなげていこうというもの。給食だよりは、学校で行っている食育を、家庭・地域に伝え、連携して効果的に食育を推進するために作成しています。
年間計画に基づく食育情報を中心に 東京都渋谷区立神宮前小学校 学校栄養職員・林和江先生
「ランチタイム」という名前は、ホッとするところがいいので、前任の栄養士が使っていたものをそのまま引き継ぎました。給食だよりは、保護者対象に月一回発行しています。内容は、①食育の年間計画に基づいたもの、②児童の様子、③献立の紹介、④時事にあった情報などです。内容を精選しきれないところが悩みの種です。
「気分のりのり 病気なしなし」をめざして 千葉県市川市立稲越小学校 学校栄養職員・森永春美先生
本校では平成22年度野菜の残菜8%以下をめざし取り組み、10月以降5%未満と大変良く食べました。そこで、今年度は月1回食育の日(19日)を残菜0の日と位置づけ全校で取り組んでいます。ちなみに、6月は1%でした。また、図書委員会と連携した献立や、魚の食べ方コンテストを実施するなど、小規模校の特色をフルに発揮し、元気がでる給食を目指しています。
カードも使い楽しい食育 東京都小平市立小平第六小学校 栄養教諭・白井ひで子先生
5月は「給食集会」で全校を対象に「バランスの良い食事」について取り組みました。主食+主菜+副菜が揃った食事がバランスの良い食事になることを説明して、全校児童に「赤・黄・緑」のカードを持たせ、主食の料理が黄色、主菜の料理は赤、副菜の料理は緑のカードを上げてもらうといった内容です。そのカードと一緒にこのおたよりを持ち帰らせて、家庭への啓蒙を図りました。
ランチタイムズとHP給食日記に想いを込めて 東京都中野区立多田小学校 学校栄養職員・平野直美先生
食育に関することの他に前月の給食の様子や、本校での特色である地産地消・東京育ちのコーナーがあります。保護者の関心も深く、PTA誌が取材して掲載したり、PTA主催のイベントでも地産野菜の「すいとん」を作ったりするようになりました。給食を生きた教材として家庭に情報発信することにより、食育に繋げてほしいと願っています。
※ランチタイムズ(給食・食育だより)は異動しても使っている名前です。