2012年度給食だより
先生方のレシピで野菜を食べるきっかけに 東京都立葛飾ろう学校 栄養教諭・長瀬真奈美先生
本校は、幼稚部・小学部・中学部・高等部までの、3歳から20歳の子ども達が通う学校です。どの学部の子ども達も給食だよりに興味・関心をもち、保護者と一緒に読んでもらうために、各学部の情報を平均的に載せています。
また本校の食生活実態調査の結果、野菜を苦手とする子ども達が多かったため、改善策として、先生方の野菜のレシピを載せ、野菜を食べるきっかけ作りにしています。
毎月1回、献立表と共に保護者に情報提供 神奈川県茅ヶ崎市学校給食共同調理場 学校栄養職員・石坂歩美先生
「給食ニュース」は毎月1回、献立表と一緒に発行しています。食に関する指導、試食会、残食量調査などの行事の様子や、月の献立に合わせたテーマ、給食のレシピの紹介などを掲載しています。保護者への情報提供の大切な場と考えています。クラスには毎日、「ミニ給食ニュース」として、その日の給食にあわせたお便りを出しています。
『料理の基本』掲載して家庭の食育を推奨」 東京都青梅市立学校給食センター藤橋調理場 学校栄養職員・津田沙織先
青梅市の「給食だより」は、年間テーマを決め年5回発行しています。家庭で調理をする機会が減り、料理の伝承が行われにくくなっていることから、今年度は『調理の基本』と、オリンピックイヤーにちなみ『世界の料理』を掲載しています。給食メニューのレシピも紹介し、給食だよりを通じて家庭への食育の啓蒙やコミュニケーションツールになるよう推奨しています。
レシピコンテストを通して食育に興味を 岩手県奥州市前沢学校給食センター 学校栄養職員・小野寺敬子先生
もぐもぐキッチンは、胆江地区学校栄養士会で作成し発行しています。今年度は、「学校・家庭・地域が連携した食育」の推進をテーマに色々な活動を行っています。その中のひとつとして給食レシピコンテストを実施しました。今回のコンテストを通して親子で一緒に料理する楽しさや、地場産物の良さを知るきっかけになればと思います。
クラスに出向き5分間指導を継続 千葉県安房郡鋸南町立学校給食センター 上席専門員・酒井淳子先生
毎年テーマを決め研修を進めています。23年度は、給食時間における指導を計画し、実施しました。学年、時期に合わせ5分間指導案と資料を作成し、クラスに出向きました。実施した結果、意識は高いが行動が伴っていない児童生徒がいました。継続して指導し、習慣化させていくことを決め、24年度も指導案を見直し続けてまいります。
家庭と学校が連携した食育にむけて 東京都清瀬市立清瀬第六小学校 栄養教諭・柏原奈奈子先生
給食だよりは、月献立表とともに毎月発行しています。1月は学校給食週間の取り組み、4月は学校給食の内容など、各月の給食の様子や行事の紹介をしています。6月は、食育月間ということで、1年間の学校での食育の様子と、家庭で実践していただきたい食育をまとめました。家庭との連携が図れればと考えています。
家庭・地域の協力は知らせることから 東京都荒川区立尾久宮前小学校 栄養教諭・鈴木恵理先生
本校では1年間を通して、見て触れて感じての体験活動、荒川区伝統野菜の復活、野菜の栽培、栽培した野菜を使った親子クッキング等の食育を実施しています。「食育だより」では、「給食について」、「体験活動の様子」、「児童・保護者の感想」などをお知らせしています。お知らせすることで、家庭や地域の協力を得られると考えています。