世界の料理
ヨーロッパ
ポルトガル
ヨーロッパ大陸の最西端に位置するポルトガル。大西洋の海の幸に恵まれ、日本と同じく、魚食が盛んな国です。古くから日本との交流があったこの国にはどんな魚介料理があるのでしょう。
フランス
フランスでは古くから料理のソースがとても大切にされてきました。長い年月をかけて変化し続け、種類を増やしてきたソース。その歴史を軽くひも解きます。
ドイツ
北海道よりもやや北に位置しているドイツ。寒さの厳しい冬は作物を収穫できない地域が多いため、保存食の文化が発達してきました。特に「じゃがいも」は、収穫してから長期に渡って保存がきくため、重宝されてきました。また豚肉を多く食べるため、保存食としてソーセージの加工技術が発達し、種類も豊富です。
ルーマニア
ルーマニアは気候が暖かく土壌が肥沃で、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物が収穫されます。主食はトウモロコシ粉が原料の「ママリガ」やパン。ルーマニアのパンは素朴な味で、かつては各家庭にパン焼き専用の小屋があったほど。朝食はパンにバターやジャムを塗って簡単に済ませますが、昼食は量も多く豪勢です。
クロアチア
「アドリア海の秘宝」と呼ばれ、∃-ロッパでも有数の風光明媚な国、クロアチア。激動の歴史を経てきましたが、食文化の面では、近隣∃-ロッパ各国の影響を受けながら、豊かに洗練されてきたのです。主に内陸部では牛や豚、羊などの肉料理、アドリア海沿岸部に多いのは、新鮮な魚介類を使ったシーフードのメニューです。
スペイン
オリーブオイルの生産量が世界一でスペイン料理には欠かせません。単に調理に使う油というだけでなく、コクを出すための調味料という側面もあります。大西洋と地中海に面し、豊富な海産物が特色です。
アジア
ロシア
ロシア料理は厳しい気候と風土の影響を強く受けています。肉料理に味の濃い熱いソースをかけるのは体を温めるため、「つぼ焼き」にパン生地でふたをするのも料理が冷めない工夫です。食生活は質素で、塩をふった黒パンや麦のお粥などが食卓に並びます。野菜や果物をピクルスやジャムにして、長い冬の保存食とします。
アフリカ
エチオピア
エチオピアの高地では、大麦、小麦、テフが、標高の低いところではトウモロコシやキビなどが栽培されています。そのテフやトウモロコシなどの練り粉を、発酵させて薄く焼いた「インジェラ」が主食として食べられています。シチューのような副食の「ワット」に「インジェラ」をつけて食べるといったことが多いようです。
チュニジア
アフリカ大陸の北にあるチュニジアは、かつて「口-マの穀倉地帯」と呼ばれた温暖な気候で、農業に適しているためオリーブをはじめ、さまざまな農作物に恵まれてきました。また地中海沿岸地域では、新鮮な魚介類が豊富。一方、内陸のオアシスに暮らす遊牧民たちは、羊やラクダのお肉を食べたりと、食材の幅が広いのです。
北アメリカ
アメリカ
鶏肉の生産量、消費量ともに世界一を誇るアメリカ。フライドチキンのほかにも、じつは知られざる鶏肉料理がいっぱい!今では牛肉よりも注目されているそうです。
キューバ
キューバの料理はスペインとアフリカの2つの民族の影響を受け、19世紀末に中国の移民が入ってきてからアジアの食文化も取り込まれました。日本と同じようにお米が主食で、黒豆のポタージュのようなスープを、ごはんにかけて食べることが多いようです。黒豆はキューバの人にとって欠かせない食材です。
メキシコ
マヤ、アステカ文明が繁栄を極めたのち、16世紀にスペインに支配されたメキシコ。古くから伝わる郷土料理に、スペインの食文化の影響を受け、なんと4000種類以上ものメニューがあると言われています。給食にぜひ採り入れたいのは、中南米を原産とするトマトやかぽちゃ、豊富に収穫されるアボカド、豆といった食材です。
南アメリカ
チリ
南北に細長い国で、季節の多様性から各地で多くの作物が生産されています。 「パリジャーダ(焼き肉)」として食べる牛肉やチキンの他、海に面していることからシーフードをよく食べるそうです。
ブラジル
ブラジルは、日本から見て地球の裏側に位置する国。国土の面積は日本の23倍、世界で6番目の大きさです。この国で欠かせないのが、豆料理です。
アルゼンチン
19世紀後半から20世紀初頭にかけ、イタリアやスペインなどの国々からやってきた移民と、先住民によって成り立っている南米アルゼンチン。∃-ロッパと先住民の料理が融合して、独特の食文化が生まれました。食卓の中心は、魚よりも肉料理。家庭では、牛肉や鶏肉をシンプルに焼いて食べることが多いようです。